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2025年 年頭の辞

三井物産流通グループ 社長 柴田 幸介による全役職員向け「2025年 年頭の辞」を下記の通りお知らせします。

記 

新年、明けましておめでとうございます。新年の門出にあたり、皆さんに年頭のご挨拶を申し上げます。

2024年を振り返って

昨年は、4月に三井物産流通ホールディングス傘下の4社を完全統合し、新たに三井物産流通グループ株式会社が誕生した記念すべき年となりました。7月には、当社が目指すべき方向性を示すMVV(ミッション、ビジョン、バリュー)を策定・発表し、「明日(みらい)の流通をつくる」という目標のもと、全社員が一丸となって活動を継続していくための環境を整えてきました。

また、皆さんに健康で安全な職場環境を提供し、安心して働けるようにすべく、H&S(ヘルス&セーフティ)およびコンプライアンスにこれまで以上に注力した一年でもありました。今後も更なる強化を図っていく所存です。

 2025年:変化の波を乗りこなそう

当社を取り巻く環境は不透明であり、先行きが読めない正にVUCAの時代です。輸入インフレとも言える為替やエネルギー相場の上昇、これらに伴う各製品価格の値上げや、2024年問題による物流コスト上昇等、知恵や工夫を注ぎ続ける必要のある状況です。

また、昨年は選挙の年とも言える一年でしたが、その結果が反映され、変化が起きる2025年になると思います。選挙ではSNSが大きく影響を及ぼしたと言われており、今までにない変化・新しい潮流が見られました。つまり、成功モデルやパターンが通じず、今まで安泰だと思っていたことや変わらないと信じていたことが大きく変わる可能性がある時代となったのです。それを前提として、2025年をどう生きるか、どのような一年にするかを皆さんと共に議論し、行動していきたいと思います。

現在事業計画策定中ですが、以下の3つの視点でターゲット、アクションプラン、定量目標を定め、実現するための大胆な組織見直しも進めていきます。

  1. 大型物流センターの改革・改善、その他汎用物流等において、物流原価上昇の中で如何に効率的物流を実現するか。
  2. 当社の機能を如何に高め、取引先様において必要不可欠な存在へなっていけるか、生産性を向上させていけるか。
  3. 有事に備え、如何に仕事のポートフォリオを拡げるか、新しいビジネスの芽や場をどのように拡大していくか。

安定した新体制への移行、会社の形をつくる、回すことを重視した昨年から、新しい付加価値を生み出すために必要な手段を大胆に繰り出すステージに入っていきます。H&S/コンプライアンスには引き続き注力し、当社社員はもちろんのこと、関係会社や委託先も含む当社に関わる全ての皆さんの健康と安全にコミットしていきます。

結び

日本株価は4万円近くで推移し、インバウンド需要の高まりによって、外食産業も新型コロナウイルス前の2019年を超える業績となっています。大阪万博も開幕し、先ごろユネスコ無形文化遺産に日本酒が登録されるなど、日本文化の海外への発信も更に期待されます。決して厳しいだけでなく、夢があります。明るい未来に向かって、皆さんと共に新しい挑戦を楽しむ一年にしていきたいです。

2025年が皆さんとご家族にとって健康で安全で楽しく充実したワークライフバランスのとれた一年になることを祈念し、私の年頭の挨拶とさせて頂きます。

以上