MVV策定プロセス
2024年4月、当社は中間流通機能を担う事業会社5社が統合し、三井物産流通グループ株式会社として新たなスタートを切りました。
これに先立ち、同年1月に、新会社の道標となるMVV(Mission、Vision、Values)を策定するためのタスクフォースが発足しました。
社員自身が会社のあり姿や未来を考え、その思いをMVVに反映させるため、各事業会社の管理職・非管理職から夫々2名が選出され、約半年に渡るプロジェクトが開始されました。
タスクフォースメンバーはまず、各事業会社の経営理念や事業概要、機能や強みについて相互理解を深めました。さらに、経営幹部へのインタビュー、他社事例の研究の他、全社員の思いを反映させるべく、仕事への思い、価値観、目指すべきあり姿に関する全社アンケートも実施しました。
各種ヒアリングを通じて、各事業会社の歴史や事業内容は異なるものの、人々の豊かな生活に貢献しているという共通点が確認されました。新会社では、これまで培った機能や強み、多彩な人材を掛け合わせ、既存事業や機能を基盤としながらも新たな価値を創造することを目指すこととしました。
具体的なMVVの議論を始める前に、まずは当社におけるMVVを次の通り定義づけました。
Mission:当社の使命・存在意義として、“常に目指し続けるもの”。
Vision:当社のあり姿として、“目指すべき理想の姿”。
Values:Mission・Visionを実現するために必要な全社員が持つべき行動指針・価値基準。
数か月間、タスクフォースメンバーを中心に、MVV夫々に含めるべき要素を整理しながら骨子を固め、具体的な表現に落とし込んでいく議論を重ねました。経営幹部にも度々答申し、フィードバックを受けながら、当社らしさを表す言葉を選定し、最終案を作成しました。
キックオフから半年後、取締役会での承認を経て、最終的なMVVが決定しました。タスクフォースメンバーに限らず、アンケートという形で参加した多くの社員の思い、未来への意思が反映されたものとなりました。
当社はこのMVVのもと、社員が一体となって新たな挑戦を重ね、明日(みらい)の流通をつくり続けます。